【はじめに】
まずもって２０２３年度創立７０周年委員会の主となる事業は無論、公益社団法人高知青年会議所創立７０周年記念式典並びに記念事業です。併せて呉・高知合同例会、そして卒業式を担当します。昨年に続き２年連続で委員長の職をお預かりすることになった私ですが、入会当初は積極的に活動に参加するメンバーではなく、入会から２年間は総会や定例会などの最低限の事業にしか参加ないメンバーでした。しかし、慕っている先輩の皆様から理事のお話をいただき「この人が言っているのであれば理事を引き受けてみようかな」と内容も分からないまま副委員長を受けたことが、私のやる気のスイッチが入ったきっかけでした。私の場合は人との繋がりがきっかけでしたが、先輩方のお話によると事業がきっかけでやりがいを見出すメンバーもいると聞きます。２０２３年は創立７０周年という節目の年です。人と人をつなぎ、巻き込み、内にも外にも大きなインパクトを与える事業を行い、現役一人ひとり、そして当会議所にとっても進化のきっかけになる年にします。

【創立７０周年事業】
記念式典並びに記念事業は、これまで諸先輩方が紡いでこられた歩みへの感謝の場とし、厳粛且つ地域発展につながるものを構築します。
記念事業につきましては１０年前とは社会情勢も異なる中で、今の現役メンバーだからこそ作り上げられる事業、今の時代だからこそ開催する意味のある事業を当会議所が一丸となって創造していきます。次代のＪＡＹＣＥＥ達が誇りに思い語り継がれるような事業を行い、後の当会議所が現在より更に組織として強固な状態を必ず創り上げます。
２０２２年度は７０周年準備委員会の委員長として活動する中で、また高知ブロック協議会第６５回高知ブロック大会高知大会を構築する中で様々な気づきや、反省点がありました。特に高知ブロック大会では未知の会場、数千人の参加者、経験したことがないほど多くの外部協力者の方々との協働を指揮するなど、ハードルがたくさんありました。それでも最後には「逃げずにやり遂げてよかった」という達成感と、自身の成長を大いに感じることができました。初めてのことばかりで何度も投げ出したくなったことを鮮明に覚えていますが、内容が濃く良い事業を構築するには未知の状況やハードルは付き物で、それこそが自分を成長させてくれるのだと勉強になりました。今では２年連続で委員長という役職をお預かりする前に、大きな事業を経験し成功させることが出来て良かったと感じています。
周年といえばどのような記念事業を目指すかということが語られがちですが、記念事業だけではなく、記念式典も同様に腰を入れ、厳粛な式典を作り上げます。ご来賓やシニアクラブの皆様、各地会員会議所メンバー、様々な方が参列する式典では失敗は絶対に許されず、厳粛に行う必要があります。当委員会が主となり、当会議所全体で役割を全うしなければ成功はありません。当会議所が一枚岩になり、それぞれがリーダーシップを発揮し、委員会を越えて先導できる委員会を目指します。 準備段階でも既に感じていることが、創立７０周年事業を構築していく中でシニアクラブの方々と交流が増えていくことです。在籍中には共に青年会議所活動をできなかった方とつながりが出来、当時の事やＪＣの事を教授してくださることに、とても充実感を感じております。
現役メンバー及びシニアクラブの皆様から当会議所に属しているまたは属していたことに一層の誇りを持つことができる創立７０周年事業を構築していく所存です。

【呉・高知合同例会】
昨年、私の委員会が担当で呉の地に伺いました。はじめて合同例会へ参加しましたが大変盛大なおもてなしをして頂き、とても充実した２日間になったのを覚えております。合同例会をきっかけに繋がった彼の地のメンバーもかなり多く、ＳＮＳなどで情報交換を行い、合同例会だけで終わらない関係が出来たこともかなり印象的でした。２０２３年度で兄弟ＪＣとして締結４８年を迎えるこの例会を例年以上に内容の濃いものにします。今までその年々によって創意工夫された例会があり、どれも親交の深まるものだったと聞いております。歴史のある呉と高知の絆を更に深められるような設えを準備し、コロナ渦でお預けになってしまった２年分の高知を楽しんで頂くよう努めます。

【卒業式】
私にとって担当を請け負うのが初めての卒業式ではありますが、長年貢献してきたメンバーの最後の労いの場として上記二つの事業と同様大切な事業と位置付けております。卒業を迎えるメンバーに「最後に吉川が担当で良かった。素敵な設えだった」と思っていただけるような卒業式にします。そして、卒業後もシニアクラブと現役で垣根を越え未来永劫、深い絆が続いていくよう努めて参ります。