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理事長所信

Belief Expressd
第72代理事長 川渕 公太
公益社団法人 高知青年会議所
【第72代理事長】

川渕 公太

Kota Kawabuchi

未来永劫

はじめに

1953年4月1日に高知青年会議所は設立されました。
1945年に終戦を迎えてからの、1950年代の日本は高度経済成長時代の始まりとされ、戦争で焼かれてしまった町中にも建物が立ち並び、テレビの放送が始まり日本にはじめてスーパーマーケットができ、今の暮らしのもとになるような出来事が始まった時代でした。
高知県でもインフラ整備が始まり皆、高知を盛り上げていこう、復興させようという想いを胸に頑張っていた、そんな時代のさなかに高知の発展を目指す先輩達により設立されたのが当会議所でした。
そして、現在2022年に高知青年会議所は設立70周年を迎えます。

2015年7月、私はこの高知青年会議所に入会しました。入会動機は先輩の誘いを受け入会しました。当時の私は先輩の顔があるから必要最低限の活動で良いと自分に言い聞かせ活動しておりました。定例会や委員会に欠席、出席しても終了後はすぐに帰宅し全くメンバーの方々と交流をしない、そんな若者でした。しかしJC活動を真剣に取り組んでいくと多くの考え方、高い価値観に触れることで、自分自身も成長し、見える世界が変わりました。当初は自分自身や自分の会社にしか興味のないワンマン経営者でしたが、尊敬する先輩方や仲間に出会い、自分の住み暮らすまちである高知のことや、人のことまで考える事ができるようになりました。そしていつの間にか高知青年会議所が大好きになりました。
今の私がいるのは当会議所で育ててもらったおかげです。しっかり私自身も恩返しができるように努めるとともに、メンバー一丸となり70周年を盛り上げていきます。
私が先輩たちに育ててもらったように今いる現役メンバーが歴の浅いメンバーを親身に育て、後輩たちが成長し拡大活動を他人事とせず前向きに取り組むことで、当会議所の仲間が増え、この高知の地が明るく豊かなまちになると確信しております。
失敗を恐れず、評価を求めず、果敢に挑戦し、青年会議所の本質を追及していく所存でございます。

2023年度、私が掲げるスローガンは、
未来永劫です。
これは、この高知青年会議所を未来永劫続いていく組織であり続ける必要があると想うからです。この高知青年会議所を創り守ってきてくれた先輩方への感謝とこれからの未来を担う後輩達への想いをスローガンにさせて頂きました。これからの青年会議所はコロナウイルスと上手く共存しながら活動をしなくてはいけなくなることが想定されます。しかし、だからと言って活動を諦め、自粛するつもりは毛頭ありません。私はやると決めたら必ずやります。私のJC活動のテーマは「やるか、もっとやるか、もっともっとやるか」でございます。この70周年の節目の理事長として、相応しい人間であり続けます。そして皆様を圧倒する事業を構築いたします。
私の設える事業は4つでございます。

創立70周年

1953年、高知の発展を目指す青年たちにより設立された高知青年会議所。2023年に入り、私たち当会議所は創立70周年を迎えます。1953年の創立以来、これまで数多くの先輩諸賢が道を切り拓き、様々な事業を通じ地域のパートナーの皆さま達とともに高知の発展のために尽力して頂きました。私たち現役メンバーはその先輩達が繋いで頂いた当会議所の活動を未来永劫続けていく必要があります。確かに青年会議所がなくとも生きていけますし、何不自由なく暮らせるのは確かです。しかし私は当会議所を通じて地域愛や、人の想いの大切さ、仲間の大切さを学びました。このような機会を与えていただけるのは青年会議所しかないと私は想います。このように成長させて頂いた当会議所を未来永劫続くよう節目になる70周年記念事業、そして先輩たちに感謝を伝える為の70周年式典を設えます。私たち高知青年会議所は、高知がより明るく、豊かになるために活動を続けてまいります。創立70周年という節目を迎えるにあたり、今日まで時代に合わせて変化してきた私たちのこれまでを振り返るとともに、これからの未来を見据えた事業を設えることで、希望の灯を後輩達へ繋ぎ未来永劫続く組織にしてまいります。

理念共感の会員拡大

昨今の高知青年会議所ではメンバー減少の加速がとまらず、私が入会した2015年には97人いた会員が、現在では卒業生や退会者が多く出してしまい正会員の人数は61人であり、事業を昔のように行えないようになってきているのが現状です。入会者減少や退会者が多いのは青年会議所の理念を理解と認知がされていないからだと感じます。これはコロナウイルス蔓延問題だけではなく、青年会議所自体の存在感や意義の低下が問題です。

近年の当会議所は、在籍年数の短期化や、会員数の減少傾向など先送りできない問題に直面しています。
そこで私の掲げる会員拡大は理念共感の会員拡大です。理念共感とは理念教育システムの再構築、行動化のための良質な情報の共有、多様性のある組織の確立をプログラムとした考え方で日本青年会議所が近年、推奨している考え方です。この理念共感を軸に組織をしっかり教育していきつつ、JCとは何かを他者に説明ができる会員を増やし会員拡大に繋げます。会員拡大なしでは未来永劫続く組織は不可能ですのでメンバー全員で取り組んでまいります。

出向者支援

青年会議所は、同じ理念の基日本各地でまちづくり・人づくりをしている団体だと考えます。以前までの高知青年会議所では、日本青年会議所をはじめ、四国地区協議会や、高知ブロック協議会にも議長、委員長を多く輩出することが出来ている組織でした。しかしながら近年では出向の魅力を組織で共有することが不十分となっており、以前ほどは輩出することが出来ておりません。

そのような状況下で本年度四国地区協議会会長を輩出致します。出向者支援では出向をすることへのメリットや学び多いことをしっかり伝え、積極的に出向する会員を増やすことや、高知青年会議所が一丸となり出向しているメンバーを労い、各種大会・LOM外で得た知識・経験をLOMにフィードバックして頂く事によって組織全体のレベルアップに繋げられるように努めます。今後も未来永劫必要とされる組織となるため、出向者を輩出しやすい組織改革を行なっていきます。

広報総務

広報総務は次世代に繋げるための記録と保存も行い、SNSや最新の情報発信ツールを用いて鮮度と頻度が高い情報発信を行い、地域の皆様に認知、認識をされた上で共感していただけるように努めます。時代の進化と共に新たな広報の仕方を学び、学習することでより新しいやり方で高知青年会議所の発信に努めます。先輩諸兄は、時代に即した活動と運動を考え行動することで、70年の歴史を歩んでこられました。未来に繋がる一歩を私たちも足並みを揃え歩まなくてはなりません。時代を創るのは私たちです。次世代にしっかり想いや活動の歴史を残し発信をしていきます。

結びに

結びに、私はやると決めたらやります。やりきります。70周年理事長として相応しい漢になってみせます。未熟であった私を、社会人として経営者として成長させて頂いた、この高知青年会議所に恩返しと先輩諸兄への感謝、そして後輩達への教育と指導を行い、想いをしっかり伝えてまいります。大雑把で人任せにしてしまうところもあり細かな部分には気が回らない、そんな男でありますがこれから一年間を無事のりきる為には、スタッフ、理事を含めたメンバー皆様のお力添えが絶対に必要であります。どうか、この私に皆様のお力をお貸しください。

この地域と未来の為に、全力で背伸びをし、一年間走りぬく覚悟は出来ております。これからも高知青年会議所をよろしくお願いします。